中禅寺薬師堂

中禅寺薬師堂 写真

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概要

中禅寺は真言宗のお寺で、上田市の南部、独鈷山の北の山麓に位置します。中禅寺にある薬師堂は、平安時代末期か鎌倉時代初期の建立とみられ、信州最古の木造建築と言われ、国の重要文化財に指定されています。
薬師堂の中ほどに、四本の丸い柱を立て、西側の二本の間に板壁を作り、その前に仏を安置する須弥壇が設けられています。須弥壇の上には、台座の上に座した薬師如来がまつられています。
ほの暗い中に、右手のたなごころを前に向け、左手に薬の壺をのせ、優しいまなざしで見つめるそのおだやかな顔は、お祈りをする人に計り知れない安心感を与えてくれます。

文化財データ

国重要文化財 建造物
昭和11・9・18
所在地
前山1721
所有者
中禅寺
平安時代末期

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